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Tuck Everlasting [英文多読]

■英文多読に挑戦(570冊目)

0312369816Tuck Everlasting
Natalie Babbitt
Square Fish 2007-08-21

by G-Tools
Author : Natalie Babbitt
Series :
YL=4.7、単語数=27297、ページ数=144、☆4.5
[Kindle Edition] [オーディオブックと併せて聴き読み]

10歳の少女WinnieはTreegapという町のはずれに広がる森の所有者Foster家の一人娘だった。
彼女の家は厳格で躾けが厳しく、家の敷地の外に独りで出ることも禁じられていた。
しかし息苦しさに耐えかねたある日Winnieは家出を決行し、森の奥に立ち入る。
そこには巨大なトネリコの古木があり、彼女はその根元に湧く泉で水を飲んでいる
Jesseという青年と出会う。
同じように水を飲もうとするWinnieを何故かJesseは必死で止め、
そこに現れたJesseの母親Maeと兄Milesによって
Winnieは彼等の家 - Tuck家に連れて行かれてしまう。(誘拐?!)
しかしTuck一家から聞かされた話は驚くべきものだった・・・
・・・
このところ荒唐無稽でドタバタなDahl作品ばかり読んでいたので、
次はちょっと落ち着いたものをと思い、そんなイメージがあった本書を選んでみたのですが、
ある意味Dahl本に負けないくらいのお伽噺だったのでビックリ。

世の中に不老不死をテーマにした小説は多いと思いますが、
これほどストレートに描いた作品は初めて読んだかもしれません。
決して望まない形で不老不死を得てしまったTuck一家。
長男のMilesは自分の子供がいつの間にか自分よりも年を取って遂にはこの世の人では
無くなり、次男のJesseは永遠の17歳のままでまともな職に就くことも出来ない。
もし実際に起こったらこんなに切ないことはありません。

そしてWinnieは一家の秘密を知り、泉の水を飲むことで
自分がいつでも同じ境遇になれることを教えられてしまう。
不老不死という人間にとって究極の憧れを目の前にして彼女の葛藤はいかばかりだったでしょうか。
実は本作品の中ではそれについては全く触れておらず、
彼女の選んだ結果だけが静かに語られ、それが深い余韻となって物語は終わります。
非常に美しい情景描写と結構ハードな内容にもかかわらずどこか深みを感じる文章が
印象的な良作でした。

Tuck夫妻がTreegapに戻ってきたのが1950年。すっかり街の様子は変わっていました。
それからさらに65年経った現代、Tuck一家は何をしているんでしょうか。
案外NYあたりで都会の生活を楽しんでいるのかも。(^^)

ここまでの合計。570冊、単語数=6972885

<関連リンク>
・INDEX - Natalie Babbitt


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