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The Giver (Giver Quartet #1) [英文多読]

■英文多読に挑戦(553冊目)

B003MC5N28The Giver (Giver Quartet, Book 1)
Lois Lowry
HMH Books for Young Readers 1993-04-26

by G-Tools
Author : Lois Lowry
Series : Giver Quartet #1
YL=5.7、単語数=43617、ページ数=204、☆4.5
[Kindle Edition] [オーディオブックと併せて聴き読み]

12歳になったJonasはその「祝典」に大きな期待を胸に臨んだ。
彼の住む世界はCommunityが社会の全てを管理し、
衣食住は保証され犯罪や病気に対する心配も全く無かった。
しかし人々は画一的に統治され、その生活、行動はすべて規則によって定められ、
個人の意志は極限まで抑えられていた。
この世界では12歳になることは特別な意味を持ち、
子供達は社会の一員としてこれから一生従事していくことになる職業に配置されるのだ。
しかしJonasは「配置」されなかった。
彼はReceiverという特別な任務に「選択」されたのだ。
Jonasの前任のReceiverはその瞬間からGiverとなり、彼にあるものを伝えていく・・・
・・・
今さら説明するまでもない児童書の名作、タドキストのバイブル的な存在でもあるこの作品。
ディストピア小説の代表作として紹介されることも多い本作ですが、
内容はSFなのかと思いきや実はファンタジーだったんですね。
作者は完全にコントロールされた社会を通して人間の本当の幸せとは何かを問い、
さらに読者はJonasが表面は何の瑕疵も無く運営されているかに見える日々の営みが
実は嘘で塗り固められたものであるのを知る場面で現代社会に通じる何かを感じ取ります。
この作品が発表から10年以上経った今でも、子供ばかりで無く大人にも人気の高い
名作であることは容易に納得出来ます。

ただ個人的には終盤に向けての展開は望んだものとは少々違っていて、
本当に読みたかったのはJonasが後に残してきた人々とGiverが果たしてどうなったのか
だったのですが、結局これは全く語られずじまい。
ラストの描写もそうですが、読者の想像に全てを委ねましょうということなんでしょうね。
もしかして4部作のどこかで再び語られることがあるのかもしれませんが、
まあ結局のところ全部読めということですね。(^^ゞ

今まで何度かそろそろ読もうかなと思いつつも
なんとなく敷居が高い気がして後回しにしてきた本作品ですが、
映画も公開されたことですし、1年を締めくくる作品として選んでみました。
実際読んでみると思ったよりも英文は易しい気がして、
これはきっと1年間の成果が出たんだなあ、うふふふ。
(せめて年明けまでは夢を見させてね)

そうそう、1つだけよく分からなかったのは、Giverの娘のこと。
結局あの名前ってどういう意味なんだろう?
いや何となく想像はつくんですが、それってGiverさんがあまりに可哀想で・・・(T_T)

ここまでの合計。553冊、単語数=6626347

<関連リンク>
・INDEX - Giver Quartet
・WEB SITE - Lois Lowry


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