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Holes [英文多読]

■英文多読に挑戦(531冊目)

B003E20ZP6Holes: Adult Edition
Louis Sachar
Bloomsbury Childrens 2010-02-01

by G-Tools
Author : Louis Sachar
Series :
YL=5.6、単語数=46938、ページ数=241、☆4.0
[Kindle Edition]

Stanley Yelnatsは無実の窃盗容疑で逮捕されて有罪の判決を受け、
Camp Green Lakeに送られることになった。そこは犯罪を犯した少年の矯正施設だった。
Yelnats家には、Stanleyのgreat-great-grandfatherがジプシーの老女から豚を盗んだために
彼女によって末代の子孫まで永遠に呪われているという言い伝えが残っていた。
母親はそれを信じてはいなかったが、
学校ではいじめを受け今までの人生で良いことなど無かったStanleyにとっては、
自分の身に降りかかった不幸もその呪いのためだと考えると驚くことではなかった。
キャンプでは穴(幅5フィート×深さ5フィート)を掘ることだけが日課で、
彼は施設の仲間と毎日穴を掘り続けるが、それは不良少年の矯正だけでは無い
別の目的があることが次第に明らかになる・・・
・・・
人気の児童書作家Louis Sacharの代表作にして1999年のNewbery Award Winnerである本作。
タドキストには一つの目標点であると紹介されることが多い作品でもあります。
私も満を持して読み始めて、おおこれはなかなか・・・スゴク面白くなりそう
・・・そろそろかな・・・そろそろだな・・・あれ?読み終えてしまった。(^^ゞ

いや確かにとても面白いんです。
作品の前半はStanleyの延々と穴を掘る毎日が綴られ、それと同時に、
great-great-grandfatherの呪いの原因となってしまったジプシーの老女とのお話、
Stanleyのgreat-grandfatherから全ての財産を奪った女盗賊Kate Barlowの物語、
の3つのストーリーが交互に語られていきます。
そして作品後半で大きく動き出すStanleyの行動のなかで
それらの伏線が見事に集約して行く展開に先を読まずにはいられなくなります。
第2章を読み終わった時に、この作品のキーワードが"curse"と”destiny”であることに
全ての読者が納得するのではないでしょうか。
ただラストは妙に現実的になってしまって、もっとスカッと胸のすくような展開を期待した
私にはちょっと肩すかしな感じも。
これが冒頭のいつの間にか読み終わってしまったという印象になってしまいました。
どうせファンタジーなんだしもっと盛り上げてくれても良かったんじゃないかなあ。

多読を始めて100万語に満たないくらいのところで、初めて英語の本を読む面白さを
知った作品がLouis Sacharの「Marvin Redpost」シリーズだった、
と言うタドキストはかなり多いのではないでしょうか。もちろん私もその1人です。
そしてその勢いで本作を読んでみたけれどあまりよく分からなかった
という人もまた大勢いる気がします。(^^;
やはりこの作品はもう少し経験を積んでから読んだ方が面白さが分かると思いますし、
(色々難癖は付けましたが)1度読んでみる価値のある作品であることもまた確かです。
機会がありましたら手にしてみてはいかがでしょうか。

今回は巷で「アナ雪」が大人気なのでこの作品を選んでみました。(嘘です)
私の持っている表紙のはAdult Editionとなっていますが、通常版(?)とは違うのかな?
特にアダルトな表現はなかったと思うんだけど・・・Kate先生とSamのチューとか?

ここまでの合計。531冊、単語数=5921008

<関連リンク>
・INDEX - Louis Sachar
・WEB SITE - Louis Sachar ― Children's Author ― Home Page


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コメント 8

hinajiro

ジリジリ灼熱の砂漠地帯で毎日単調に穴を掘っているのと同じようなジリジリのんびり進んでいく文章なので、気分を乗せて行くのが確かに難しい作品でしたよね。
一方、続編の Small Steps は、ハラハラドキドキで心臓に悪かったです。
同じシリーズなのに空気感というか時間の流れ方が違うところが面白いなぁと思いましたよ!
by hinajiro (2014-07-22 14:30) 

koikoi

hinajiroさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

白状するとこの作品は今まで読んだ中で一番感想を書きづらい1冊だった気がします。
1度アップしたもののどうしても気に入らなくて何度か手を入れたのですが正直まだ満足していません。でも切りが無いのでこれで妥協することにします。
最大の理由はhinajiroさんも仰る通り、物語がジリジリとなかなか進まないのと、下手にあらすじを書くとネタバレになってしまいそうだから。
そしてラストはもっと劇的な盛り上がりがあるのかと思ったら、静かに終わってしまったのであれれ?となってしまいました。
まあ逆に普段からそんな都合の良いお伽噺ばかり読んですっかり毒されている自分に少々反省でもあります。(^^ゞ

>続編の Small Steps は、ハラハラドキドキで心臓に悪かったです。
え!そうなんですか?
実は続編も読もうかどうか迷っていたんですが、俄然興味がわいてきました。(笑) 近いうちに是非読んでみたいと思います。

それでは良い夏休みを。(^^)/

by koikoi (2014-07-22 22:20) 

modesty

Small Steps は良くできた青春小説という感じで、いいですよ。
私も Holes のすぐ後で読みました。もう一つある続編の方は読んでいません。
by modesty (2015-02-11 19:21) 

koikoi

modestyさん、こんにちは。

オススメありがとうございます!
実は『Small Steps』は既に私のKindleの中に入っていて
後はいつ読むかだけだったりします。
他にも読みたい本が山のようにあるので、なかなか順番が来なくて。(^^ゞ
でも近いうちには読みたいと思います。

また何か面白い本がありましたら教えてくださいね。

by koikoi (2015-02-13 01:05) 

modesty

Louis Sachar の ”The Cardturner” はやめた方がいいですよ。これはおもしろくない。ブリッジのルールが分からないとおもしろくないと思って、一応のルールは覚えてから読んだのですが・・・ Sachar 自身がブリッジが好きで、その楽しさを多くの人に知らせたくて書いたようなことを書いてましたが、私には伝わりませんでした。設定もなんだかなぁだし・・・ 読まない方がいいと思います。


by modesty (2015-02-13 08:38) 

koikoi

modestyさん、こんにちは。

やめろと言われると読みたくなるのが人情ですが(笑)、
幸いなことに私はカードゲームやボードゲームの知識も興味もあまり無いので
これから読む本の候補になることは(とりあえずは)無さそうです。

情報ありがとうございます。(^^)/
by koikoi (2015-02-14 00:28) 

modesty

結構期待して読んだだけに、期待が完璧なまでに裏切られたという風でした。人に、これは読むだけ無駄だとか、読まない方がいい、なんてことを言ったことは今まで無かったように思います。それくらい私にはつまらなかったという事かと・・・ しかし、人に読まない方がいいだのという紹介の仕方をするって、よほどのことですよね。そう思います。
by modesty (2015-02-14 06:50) 

koikoi

modestyさん、こんにちは。

本の好みは人それぞれですし、
私も100%鵜呑みにすることは無いので大丈夫ですよ。

現場の生の声と言うことで、(^^)
参考にさせていただきますね。

by koikoi (2015-02-15 01:58) 

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