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A Wrinkle in Time (Time Quintet #1) [英文多読]

■英文多読に挑戦(516冊目)

B004OA64H0A Wrinkle in Time (Madeleine L'Engle's Time Quintet)
Madeleine L'Engle
Farrar, Straus and Giroux (BYR) 2010-04-01

by G-Tools
Author : Madeleine L'Engle
Series : Time Quintet #1
YL=7.0、単語数=48171、ページ数=228、☆4.5
[Kindle Edition] [オーディオブックと併せて聴き読み]

科学者の両親を持つMegは、粗野で反抗的で学校では浮いた存在だった。
彼女の怒りの先は少し人と変わっている弟Charles Wallaceと1年前に政府の任務で
出かけたきり音信不通になっている父親に対する周囲の悪意ある噂だった。
ある日 Mrs.Whatsit、Mrs.Who、Mrs.Which と名乗る不思議な3人の老女に出会い、
父親は帰ることの出来ない場所にいてMeg達の助けが必要だと告げられる。
MegとCharles Wallaceは偶然知り合った近所の男の子Calvinと一緒に
3人の老女の力を借りて時間と空間を飛び越えて父親を探しに宇宙へ旅立つ。
そして彼等がたどり着いたのは・・・
・・・
1963年のニューベリー受賞作、ということで何と50年も前の作品だったんですね。
SFとして分類されることが多い本作ですが、確かに50年前ならSFだったかもしれませんが、
今の時代ではもうファンタジーとしか呼ぶことが出来ません。(^^ゞ
Meg、Charles Wallace、Calvinの3人はいずれも自分が人とは少し違うと感じていて、
周りに上手くとけ込めなかったり、自分を押し殺して生活していたりします。
父親を救出するためにこの3人が選ばれた理由もそこにあり、
他人と違うことに悩む彼等が、個を排除して全ての人が画一化された世界を統治するモノと
戦うことにより、作者は読者に対してpersonalityとcommunityのあり方を
提起しているように思います。
善と悪をはっきり分けて最後は愛が勝つという設定はやや宗教的な匂いもするので、
人によってはちょっと苦手だと感じるかもしれません。
やたらと難しい語彙が出てくるのも欠点のひとつで、もっと簡単な単語がありそうな
場面でもこの作者は敢えて難しい言葉を選んでいるフシがあり、
児童書としては優しくないよなあとぼやきたくなることもしばしば。

とは言え物語は面白く、正体不明の3人のWズ(Mrs.Whatsit、Mrs.Who、Mrs.Which)
に導かれるまま旅に出た3人が様々な経験をしながらクライマックスに向かっていく
ストーリーは読み始めたら止められなくなりますし、登場人物は皆キャラが立っていて、
特にWズの言動は最初から最後まで読者を楽しませてくれます。
ラストは感動的にハッピーエンド、
なのですが、色々な設定が置き去りにされていてつっこみたいことも山ほど。
その辺を想像力で補うしか無いのがこの作品がファンタジーたるゆえんなのでしょうね。
語彙難度が高いので多読には向かないかもしれませんが、
SFファンタジーの佳作としてオススメです。

・・・で、Wズって何者なの?

ここまでの合計。516冊、単語数=5395655

<関連リンク>
・INDEX - Time Quintet
・WEB SITE - Madeleine L'Engle's Website - Author of A Wrinkle in Time


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